現役ドラフトでDeNA入り笠原が自主トレ公開 「笠リュー」で故郷初登板へ

[ 2023年1月20日 15:26 ]

<DeNA・笠原自主トレ>ブルペンでの投球練習を終え笑顔の笠原(撮影・島崎忠彦)
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 昨年12月の現役ドラフトでDeNAから指名を受けた前中日の笠原祥太郎が20日、横須賀市内の2軍練習施設「DOCK」で自主トレを公開。昨季習得したスクリューボールを引っさげての故郷初登板を熱望した。

 室内練習場のブルペンで今年初めて捕手を座らせ33球を投げ込むと「本当に(現役ドラフトで)心機一転できる場所を頂いたのはいいこと。早い段階でなじんで戦力になりたい」と声を弾ませた。

 移籍決定後最初に頭に浮かんだのが故郷での登板だったと言う。DeNAは南場智子オーナーの出身地・新潟で毎年主催試合を開催するが、笠原も同じく生まれは新潟。

 だがプロ入り7年目の男も故郷での登板は未経験だ。今季は5月9日に巨人戦があり「(移籍後すぐ)もう思いました。しっかり活躍し、新潟の人たちにちゃんと見せられたら」と意気込んだ。
 その思い実現に向け笠原が武器としたいのが、昨季習得した「スクリューボール」。同じ自主トレ仲間の東から教わった高速チェンジアップを改良した。「あず(東)チェをちょっと変えスクリューを投げている感じです」と説明。

 東は笠原から教わった110キロ台のチェンジアップを「笠チェ」と呼ぶが、両投手の交流で「笠リュー」が誕生したことも明かし、今季注目点がキャンプ前に一点加わった。

 先発陣は今永、石田、浜口、東を中心に左腕が豊富。だが笠原は言った。「左のいい先発投手がたくさんいますが、結果を残せばチャンスはまわってくる。背伸びせず自分の投球をしたい」。その結果の故郷初登板。笠原は新天地での未来図をDOCKから描き始めた。

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2023年1月20日のニュース