ソフトB・和田「和巳さんに豪快にビールかけたい」 新任コーチ「アニキ」と優勝の喜び分かち合う

[ 2022年12月5日 05:00 ]

2003年の球宴(オールスター)出場が決まり、笑顔を見せる(右から)斉藤和巳、和田毅、松中信彦、村松有人

 カズミ兄貴、ビールぶっかけさせていただきやす――。ソフトバンク・和田毅投手(41)が、来季のリーグ制覇と日本一達成時に、斉藤和巳投手コーチに容赦ないビールファイトを挑む考えを明かした。

 「個人的にもチームも悔しかった。来季こそは和巳さんに“和田どこ行った?”と言われないように一員となり、リーグ優勝、日本一。選手と選手の立場で豪快にビールをかけたい」

 通算勝率・775。現役時代に“負けないエース”と呼ばれた新任コーチと和田は03~07年までともにホークスでマウンドを守った。03年にはリーグVと日本一の喜びを分かち合った。3学年上の投手コーチとは、投手同士から選手と指導者の立場となるが、ビールかけはスタイル不変でいく。

 「金髪の丸刈り頭で怖かったけどアニキ、兄ちゃんと思っていた」と当時を苦笑いで振り返る。その野球熱を尊敬し続けてきた。

 「野球を突き詰め過ぎて吐きたくなると言っていた。まねできないと思っていた」と言う。

 和田は来季21年目シーズンを42歳で迎える。「言わんでも分かるやろと言われそうだけど、また話をしてほしいし、和巳さんの考えに応えられるように」。今季終了後、藤本監督には先発として1試合6イニング登板を直訴した。来季の1年を投げ抜いた後のビールの味を、先輩コーチとともに味わうためでもある。(井上 満夫)

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2022年12月5日のニュース