斎藤佑樹氏 指導の道に進まない理由「プロ野球で活躍できなかった、というコンプレックスがある」

[ 2022年12月5日 16:20 ]

斎藤佑樹氏
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 昨季限りで現役を引退したプロ野球元日本ハム投手の斎藤佑樹氏(34)が5日、ニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)に生出演。指導者転身について「今は違う」と語り、理由を明かした。

 昨年限りで現役を引退し、現在は「株式会社斎藤佑樹」代表取締役として、野球に関わるビジネスを展開する斎藤氏。現在はスポーツに限らずさまざまな業種との交流や、専門家から投資、運用に関するレクチャーを受けているという。

 特に力を入れているのが幼児教育だといい「株式会社斎藤佑樹では、“野球未来づくり。”を掲げています。これからの野球の未来は、子供たちがつくっていく。子供の教育、保育園、幼児教育には力をいれなきゃいけない。現場に足を運んで、保育士さんたちに話を聞かなければいけない」と強い思いをにじませた。

 斎藤氏の取り組みに、MCの垣花正アナウンサーは「監督の道を目指して、勉強して、例えばコーチをやって、監督になるのが、野球界への一番の貢献だよ、という声もあるじゃないですか。それはプロに限らずですが…それをあえて“違うんです”という理由は?」と疑問を口に。この問いに、斉藤氏は「大学までは活躍できたという自負はあるんですけど、プロ野球で活躍できなかったというコンプレックスがある。その中で、自分が今、野球界に戻って子供たちに指導するというのは、今は違うんじゃないかな、と思う」と吐露。「野球を引退して、引退後の数年間でテクニカル的なことも含めて野球を勉強して、それから指導者の道というのを考えたいんです。現役のうちに培った実績とか感覚だけを、選手たちに押し付けるのは今は違うかなと思っています」と胸中を明かした。

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2022年12月5日のニュース