阪神・前川「草食系男子」でレギュラー食らいつく　野菜中心に食事改善

苦手な緑黄色野菜を積極的に食している事を明かした阪神・前川（撮影・成瀬　徹）
Photo By スポニチ

　「草食系男子」で2年目の飛躍を期す。阪神・前川が野菜を中心とした食事改善に取り組んでいることを明かした。

　「（野菜は）好んで食べていなかったんですけど、緑ものが少ないと言われたので」

　きっかけはシーズン序盤から悩まされた上半身のコンディション不良だった。6月12日のウエスタン・リーグのオリックス戦で左翼フェンスに激突して負傷離脱。そこから、自らの体に対する意識を高めた。そして栄養士に指導を仰ぎ、本格的な食事改善に着手。そこで指摘されたのが、野菜不足だった。

　現在はキャベツ、キュウリに加え、苦手だったブロッコリーも精力的に摂取。毎朝昼晩3食を写真撮影し、逐一、栄養士に報告する日々を送る。現状では体に目に見えるほどの変化はないが、継続こそ力なり。体質改善へ「（体に）良いと感じられるように…（体中の）良いところに（栄養が）回っていくと思います」と前を向く。

　すでに来春1軍宜野座キャンプ参加が内定済み。食は草食でも、グラウンドでは持ち味のフルスイングで弱肉強食のレギュラー争いに食らいつく構えだ。（石崎　祥平）