阪神ドラ3井坪 私、三振しないので ドクターXばり!公式戦全67打席で“失敗”わずか1

[ 2022年11月21日 05:15 ]

仮契約を終え、ガッツポーズを決める関東第一・井坪(阪神タイガース提供)
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 阪神からドラフト3位指名を受けた関東第一の井坪陽生外野手(17)が20日、都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金5000万円、年俸600万円で仮契約を結んだ。走攻守三拍子そろう大型外野手は、「三振しない男」でもあることが明らかになった。

 「自分の考えを持って打席に立っている。打席内で臨機応変に考えてやっているのが、良かったのかなと」

 将来的な「トリプルスリー」達成を目指す井坪にとって、その要素は武器の一つ。高校3年間で戦った公式戦18試合、計67打席で三振わずか1というから驚くほかない。本人は「初球から振っていく打者なので」と積極性を一因に挙げたが、それだけではないはずだ。

 三振が少ない打者はプロの世界でも必然的に結果を残す傾向がある。たとえば今季の規定打席到達者の中で三振数が12球団最少の35だったDeNAの宮崎は同トップの三振率・073で、リーグ4位の打率・300。高校通算三振率・015という数字から、井坪もミート力にたけた打者であることがうかがえる。現に「自分のバッティング(の特徴)はフルスイングではなくてミートだったり力感のないスイングだと思う」と自認もする。

 高校通算32本塁打の長打力、50メートル走6秒0の俊足、そして三振しにくいミート力を持つ井坪。「3年目までに体をつくって、3年後にはレギュラーを」と青写真を描いた。(石崎 祥平)

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