沖縄のプロ球団「琉球ブルーオーシャンズ」活動休止 長引くコロナ禍で「厳しい状況」

[ 2022年11月12日 11:21 ]

2020年、「琉球ブルーオーシャンズ」の入団会見で、ガッツポーズする村中(右)と清水直行監督(当時)
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 沖縄のプロ野球球団、琉球ブルーオーシャンズが12日までに球団公式サイトを更新。活動の一時休止を発表した。

 サイトでは「この度、2022年11月11日をもって、琉球ブルーオーシャンズの活動を一時休止する事と致しましたので、お知らせいたします」と記載。

 「琉球ブルーオーシャンズは、将来的な日本プロ野球機構(NPB)入りを目標とし、“沖縄の地をリスペクトし、県民と共に歩み、共に繁栄する”を球団理念とし、沖縄県の皆様に野球を通じ笑顔を届けることを目的とし発足いたしました。しかし、発足直後より新型コロナウィルスの影響を大きく受け、活動が大きく制限されるなど、厳しい経営環境下での舵取りを迫られました。その後も、活動を続けてまいりましたが、長引く新型コロナの影響により、依然球団を取り巻く環境は厳しい状況にあり、今年度のチーム活動が終了しました本日を持ちまして、活動を一時休止することと致しました」と説明。

 現在、新たなスポンサーと協議中で「正式に決定次第、ご報告いたします。これまで多大なご理解、ご協力、そして応援を賜りました皆様には心より感謝申し上げます」とした。12月10日に開催予定だったトライアウトも中止した。

 チームは2019年に設立。20年1月から活動を開始し、初代監督には元ロッテの清水直行氏が就任した。元ヤクルトの比屋根渉、元中日・亀澤恭平をはじめ、吉村裕基、村中恭兵らが加入。独立リーグに属さず、NPBへの参入を目指し、21年には台湾プロ野球への加盟構想も掲げていた。一方で昨年8月にはコロナ禍の影響で1か月活動を休止。10月には選手15人が大量退団していた。

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