花巻東・麟太郎 3安打で一関学院撃破「全員でつなぐことを意識した」

[ 2022年9月22日 04:00 ]

秋季高校野球岩手県大会準々決勝   花巻東6―2一関学院 ( 2022年9月21日    岩手県営 )

〈花巻東・一関学院〉8回、先頭で左前打を放つ佐々木
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 負ければ来春の選抜出場は絶望。事実上の決勝と目された大一番で主将は頼もしかった。花巻東(岩手)は今夏の甲子園に出場した一関学院との準々決勝に臨み、2―2で8回の攻撃を迎えた。先頭の3番佐々木麟太郎主将(2年)が左前打で出塁。後続の適時打で決勝のホームを踏み「しびれる展開になるのは分かっていた。全員でつなぐことを意識した」と一挙4得点の猛攻に大きく胸を張った。

 甲子園で躍動した相手先発の下手投げ右腕・小野涼介(2年)から、3回の適時二塁打を含む3打数3安打1打点。高校通算87本塁打の長距離砲は、逆方向へ2本の安打をマーク。エンゼルス・大谷の父で、中学時代に金ケ崎リトルシニアで指導を受けた大谷徹氏(60)が内野席で見守り「遅い球を逆方向に運ぶことができていました」と教え子の活躍に笑みを浮かべた。

 東北大会進出が懸かる24日の準決勝は盛岡大付と激突。怪物スラッガーは「とにかく勝つことだけを考える」と力強かった。(柳内 遼平)

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2022年9月22日のニュース