【ジャッジという男】15年マイナー時代に松井氏から指導 アウトになるまでガムかみ続ける験担ぎ

[ 2022年9月22日 02:30 ]

インターリーグ   ヤンキース9―8パイレーツ ( 2022年9月20日    ニューヨーク )

〈ヤンキース・パイレ―ツ〉9回、60号本塁打を放つジャッジ(AP)
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 ヤンキースのジャッジは誕生後すぐに養子として現在の両親に迎え入れられ、カリフォルニア州リンデンで育った。少年時代は、同地から車で2時間弱の距離にあるサンフランシスコが本拠地のジャイアンツのファン。高校時代は野球、アメリカンフットボール、バスケットボールの3競技で活躍した。

 ヤンキース入団後、15年の傘下2A時代にはGM特別アドバイザーの松井秀喜氏に指導を受け「下半身でスイングをコントロールするよう教えてくれた」と振り返る。松井氏は「素質は抜けていた。球を長く見る感覚に気づき、自分のものにしたのではないか」と分析していた。

 穏やかな人柄で、チームメートにも報道陣にも気さくに接する。会話の際にはしっかり目を合わせて節々に「please」「thank you」といった言葉を盛り込み、聞き手に極めて礼儀正しい印象を与える。

 球場入りは小さなリュックにシャツ、ジーンズとシンプルな装いが定番。試合前に口に入れる2つのガムが験担ぎの一つだ。アウトになるまで同じものをかみ続けるといい、全打席で出塁すれば試合終了まで。「味がしなくなったガムをかめていることをいつも願っているよ」と、ファッション同様に飾らない人柄で愛されている。

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2022年9月22日のニュース