阪神、3軍は「検討課題」も導入結論には至らず 阪急阪神HD株主総会

[ 2022年6月15日 11:20 ]

<阪急阪神ホールディングス定時株主総会>株主総会会場に向かう株主(撮影・後藤 正志)
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 阪神球団を傘下に持つ阪急阪神ホールディングス(HD)の株主総会が15日、大阪市内で行われた。

 男性株主から阪神について「安易に外国人とかFAに頼る補強は反対。農業で言うと化学肥料、農薬に頼るのと同じ。土を痩せさせる。ドラフトで人作り、育てることに使っていただきたい」という声が上がり、ソフトバンクや巨人が採用している3軍について「3軍を取る考えはあるのか」と質問が飛んだ。

 阪急阪神HDの秦雅夫副社長は補強などの方針について「私も同感」とし、かつては外国人やFAに「過度に頼っていた時代があったのが事実」と認めた。そして、「10年ほど前から取り組んできたスカウティング、コーチングの改革が実を結んだ。補う形がようやくできつつある段階。ご理解願いたい」とし、3軍については「検討課題と認識しているが、すぐに導入する結論には至っていない」と説明した。

 キャンプイン前日に矢野監督が今季限りでの退任を表明した阪神は、開幕9連敗という悪夢のスタート。勝率が1割を切って各地の市外局番と比較されるなどしたが、交流戦で12勝6敗の2位となってセ・リーグ4位に浮上している。

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2022年6月15日のニュース