広澤克実氏 ヤクルト村上と松井秀喜氏の共通点力説「ここでバットが出てくるだろうって時に出てこない」

[ 2022年6月5日 12:01 ]

広澤克実氏
Photo By スポニチ

 元プロ野球選手で、スポニチ本紙評論家の広澤克実氏(60)が5日、TBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)に出演。ヤクルトの主砲・村上宗隆内野手(22)の凄さを力説した。

 リーグ首位を走る好調なヤクルトで4番に座る村上について「どこが一番見てて、これは素晴らしいなって」と石橋から尋ねられた広澤氏は、元巨人・松井秀喜氏の名前を挙げ、凄さを語った。

 2000年に行われた巨人とダイエーの日本シリーズ。打席に松井を迎えたダイエーの正捕手・城島が、投手の甘い球に「しまったと思ったけど松井が動かないんで、本当に0コンマ何秒の間、打たれなかった、良かったと思った瞬間にバーンてバットが出てきてホームランを打たれたらしいんです」と城島氏から聞いた話を広澤氏は紹介した。

 その上で「松井はボールを見極めるのが捕手寄り。普通の人がここでバットが出てくるだろうって時にバットが出てこないから、城島は良かったと思ったら、その後に1テンポおいてガーンてライトスタンドに運ばれるんですけど、村上もそういうところがある」と松井氏と村上の共通点を語った。

 「スイングも速いし、前にも出ない。21歳でこれって。なかなか出てこないですよね」と希代のスラッガーを称賛していた。

続きを表示

2022年6月5日のニュース