ヤンキース・ジャッジの21号本塁打 実況のポール・オニール解説者が1分前に予告

[ 2022年6月5日 11:41 ]

初回、ソロ本塁打を放ったジャッジ(AP)
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 ヤンキースのアーロン・ジャッジ(30)が、4日(日本時間5日)のタイガース戦に「1番・中堅」で先発出場。第1打席は新人右腕ブリスキーで、初球95・3マイル(約153・3キロ)の外角直球を右中間スタンドに運ぶ今季21号とした。

 ヤンキースの実況を担当する「YESネットワーク」のポール・オニール解説者は、「ブリスキーは今季すでに10本塁打を被弾、9回あたり2・5本でア・リーグの投手で一番悪い」とスカウティングレポートを紹介。パートナーのマイケル・ケイアナウンサーに、お馴染みのホームランコール「SEE YA」と叫ぶ用意をと振ると、ケイアナは「ハハハハ」と声を出して笑っていた。

 それから1分もたたないうちにジャッジが初球本塁打。ケイアナは「THERE IT GOES(行ったー)! SEE YA(またね)!」と絶叫。オニールは「見事なスカウティングレポートだけど、まさか1球目とは」と驚いていた。

 これで51試合で21本。ヤ軍の大先輩マリスの61本、ルースの60本を抜く可能性が出てきた。試合後、地元記者に聞かれると「伝説の選手たちと並べて話してもらえるのはいつだって名誉なこと。でもマリスにもルースにもなろうとは思わない。アーロン・ジャッジとして自分がなれるベストの選手を目指したい」ときっぱり。さらに打席では本塁打ではなくヒットを狙っているといつもの主張を繰り返し、「フェンスを越えたら越えた時のこと。単打で一塁ベースに立っても同じように嬉しい。シンプルに考えている」と説明した。

 ジャッジは前日の4安打で打率も上昇、・316はア・リーグ8位となっている。なおジャッジの先頭打者本塁打は通算179本目で初めてだった。

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2022年6月5日のニュース