巨人 20年ドラ1平内がプロ初勝利「大勢の姿を見て悔しい気持ちが一番あった」 両親に「勝ったよ」

[ 2022年4月21日 21:25 ]

セ・リーグ   巨人8―4広島 ( 2022年4月21日    東京D )

<巨・広>ウイニングボールを手に笑顔の平内 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の2020年ドラフト1位右腕、平内龍太投手(23)が広島戦(東京D)で待望のプロ初勝利をマークした。

 先発右腕・堀田が4回4失点で降板。6―4と2点リードして迎えた5回に2番手として登板し、2イニング打者6人を相手に完全投球を披露した。

 試合後、チームメートからもらった勝利球をユニホームの右ポケットに大切そうにしまった平内。決勝打の吉川に続いて上がったお立ち台では、インタビュアーから好投を称えられ「ありがとうございます」と感慨深げにまずは第一声を発した。そして、「ここまでなかなか1軍で、昨年も含めていいピッチングができなかったんで、きょうやっとゼロに抑えられて、初勝利も挙げられて本当に…最高です」と勝利の味を改めてかみ締めた。

 自身の翌年にあたる21年ドラフト1位右腕・大勢がルーキーながら開幕から守護神を務め、ここまでリーグトップの11セーブ。「今年は大勢とか新しいルーキーの選手も入ってきて、自分もやらないといけない立場だったんで、キャンプからやってやるぞっていう気持ちではいました」。平内の勝利で、巨人投手のプロ初勝利は堀田、戸田、赤星、大勢に続いて開幕23試合で早くも今季5人目となったが「やっぱり初勝利をどんどん挙げていく年の近い選手であったり、セーブをどんどん挙げる大勢の姿を見て悔しい気持ちが一番あったんで、こうして初勝利を挙げられてうれしいです」と“本音”も飛び出した。

 お立ち台で勝利球を握りしめながら、この勝利を一番誰に伝えたいかと問われると「一番は、小さいころから一番お世話になって、ここまで育ててくれた両親に報告したいです。勝ったよと一言、言いたいです」とハッキリとした口調で答えた23歳。巨人にまた一人、孝行息子が誕生した。

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