プロ野球選手会、日本ハム球団の「ノーテンダー」に抗議文提出

[ 2022年3月7日 16:31 ]

昨年11月16日、日本ハムが契約保留選手の手続きを行わず、自由契約にしたと発表した(左から)西川遥輝選手、秋吉亮選手、大田泰示選手
Photo By スポニチ

 日本プロ野球選手会は7日、日本ハム球団に抗議文を提出したと発表した。 

 日本ハムは昨年11月16日に西川遥輝外野手(29)、大田泰示外野手(31)、秋吉亮投手(32)の3選手に契約保留選手の手続きを行わず、自由契約にしたと発表。球団は「選手が取得した権利を尊重」「選手にとって制約のない状態で、海外を含めた移籍先を選択できる」などと説明していたが、選手会側は「本件球団が今後、選手の価値を一方的に下げるような態様で選手を取り扱うことを控えるとともに、このような行為をノンテンダー(契約オファーしない)などと称し、選手やファン、社会一般に誤解を与えることがないよう、厳重に抗議しました」と説明した。

 さらに選手会は当該選手からの聞き取りを通じ、球団と事前の協議はなく、再契約の意思やその可能性も伝えられたことはなかったと主張。「唐突に自由契約を告げられた選手が移籍先を見つけるためには、大幅な年俸減を受け入れるなど、選手としての価値を著しく下げざるを得ません。」とした。

 なお、西川は楽天、大田はDeNA、秋吉は独立リーグ・日本海オセアンリーグの福井に入団した。

続きを表示

2022年3月7日のニュース