慶大出身の日本新薬・若林 社会人デビュー戦「聖地」神宮で逆転V2ラン!

[ 2022年3月7日 05:30 ]

第76回JABA東京スポニチ大会第1日Bブロック   日本新薬3─2日本製鉄かずさマジック ( 2022年3月6日    神宮 )

<日本新薬・日本製鉄かずさマジック>7回、逆転の2点本塁打を放ち、ベンチ前で、チームメートに出迎えられ、雄叫びを上げる日本新薬・若林(左)=撮影・河野 光希
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 慶大時代にプレーした「聖地」の空を見上げた。左翼の守備位置。日本新薬の新人・若林は「今日もいろいろな風が吹くなあ」とランダムに向きが変わる風を懐かしんでいた。

 その風をつかんだのはバットで、だ。1点を追う7回1死一塁。「空振りでもOK」とカウント3―1からの外角直球を強振すると、強風に乗った白球は右翼席に届いた。逆方向への一撃に「打つことができて最高です」と喜びを爆発させた。

 社会人公式戦デビュー戦で、決勝の逆転2ラン。「大きく育ってほしい」と「5番・左翼」で起用した松村聡監督の期待に応えた。慶大4年時は主に左翼手として、リーグ戦春秋連覇に貢献。ただ自身はリーグ戦通算36試合、64打席で本塁打はなかった。同学年の渡部はオリックス入り。今でもLINE(ライン)で連絡を取り「負けていられない」と燃えていた。 

 慶大時代、最後の公式戦だった明治神宮大会は準優勝。「勝つために一試合でも多く打ちたい。その一打の先に未来がある」。今度こそ頂点まで駆け上がる。(柳内 遼平)

 ▼日本製鉄かずさマジック・渡辺俊介監督(先発の)松尾も集中して落ち着いて投げてくれていたので、次はやってくれると思う。

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2022年3月7日のニュース