ソフトバンク・岩崎 鉄腕完全復活へ体力アップ→実戦練習にシフト

[ 2020年5月18日 05:30 ]

キャッチボールを行う岩崎(球団提供)
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 ソフトバンク・岩崎翔投手(30)が17日、ペイペイドームでの自主練習後にオンラインで報道陣に対応し、6月の開幕を見据え、体力強化メニューから実戦練習にシフトするプランを明かした。16日にブルペン投球を再開した右腕は、練習試合での回またぎ登板や連投を経て、ペースアップする構えだ。

 復活ロードに向け、着実に階段を上がっている。18年に2度、右肘の手術を受け、2年連続で2試合の登板にとどまる岩崎は、最短で6月19日に開幕が予定される日程の中で、ペースを上げていく構えを示した。

 「今までよりも引き締めてやっていかないと。今まではウエートに重点を置いていたが、これからは投げることを主にやっていこうかな。6月19日に可能性があるなら、そこに合わせて徐々に上げていければ」

 4月9日から再開した自主練習期間は、右肘回りの強化など、体力強化のメニューを中心に調整してきた。「(体は)ちょっと大きくなった感覚。(トレーニングで)持てる重さも増えて強くなったかなと思う」とパワーアップを実感している様子。約1カ月後の開幕を想定し、今後は投球練習を増やしていく計画だ。

 16日には3月以来となるブルペン投球も再開。「立ち投げで10球、座ってもらって12、13球を投げた。(4月に)やってきたことが投球に表れるようにしたい」と前を向いた。開幕前に予定される練習試合では「5~8試合くらいは投げたい。リハビリ明けで回またぎとか連投もしないといけないので」と実戦で結果を残し、開幕1軍入りを目指す。

 17年には球団新の72試合に登板し、リーグ最多の40ホールドを挙げて最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。復活を期す右腕は「体の切れを上げて、もう少し投げ込みたい」と意気込む。再び勝ちパターンでチームの勝利に貢献するためにも、万全な状態での開幕を見据える。

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2020年5月18日のニュース