日本ハム・ビヤヌエバ、大谷になる!米新人時代の“ライバル”のように衝撃的活躍を

[ 2020年1月31日 05:30 ]

早朝の便で成田空港に到着したビヤヌエバ
Photo By スポニチ

 巨人を自由契約となり、日本ハムに加入したクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(28)が30日、成田空港着の航空機で来日した。

 午前7時前。メキシコから約15時間の長いフライトも笑みを浮かべ「若い選手と野球ができるのが楽しみ。今の状態は100%。シーズンでも100%の力を出し切りたい」と熱く抱負を口にした。

 新天地でどんな存在になりたいか。チームは昨季、リーグワーストの93本塁打。18年まで在籍したレアード(現ロッテ)のようなアーチ量産を期待されているが、ビヤヌエバが自ら口にした名前は「大谷翔平」だった。

 「オオタニとは同じ月に最優秀新人になった。やっぱり彼が目に留まる。(同様の活躍を目指す)それが一番のモチベーションなんだ」。パドレス時代の18年3、4月にナ・リーグ月間最優秀新人に輝いた。ア・リーグの同賞はエンゼルスの大谷。13~17年に日本ハムで二刀流として活躍したことはもちろん知っている。今季から自身も日本ハムの一員に。その存在をイメージするのは当然だった。

 18年はパ軍で20本塁打。鳴り物入りで巨人に入団した昨季は変化球中心の投球に苦しみ73試合で打率・223、8本塁打、24打点に終わった。「去年は(外国人の)枠の問題もあってチャンスが足りなかった。今年はチャンスをつかんで勝利につながる活躍がしたい」。6月5~7日には東京ドームで巨人との交流戦も控える。「巨人は去年の優勝チーム。勝ちたいね」。ビヤ砲はニヤリと笑った。

 大谷のような存在感を発揮して旋風を巻き起こす。それこそが、ビヤヌエバの新天地でのミッションだ。(鈴木 勝巳)

 ▽ビヤヌエバと大谷の月間最優秀新人 ビヤヌエバはパドレスに所属していた18年3、4月のナ・リーグ月間最優秀新人に選出された。成績は打率.321、8本塁打、19打点。ア・リーグ月間最優秀新人のエンゼルス・大谷は打率.341、4本塁打、12打点で、投手として2勝1敗、防御率4・43。リーグは違うものの、本塁打、打点はビヤヌエバが上回っていた。

 ◆クリスチャン・ビヤヌエバ 1991年6月19日生まれ、メキシコ出身の28歳。08年にレンジャーズと契約。12年にカブス、16年にパドレスに移籍。17年9月にメジャーデビューし、18年に20本塁打をマークした。メジャー通算122試合に出場し、打率.245、24本塁打、53打点。1メートル80、95キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

この記事のフォト

2020年1月31日のニュース