海外FA権行使表明 西武・秋山「打てば評価上がる」“ラスト侍”プレミア12でプレミアつける!

[ 2019年10月30日 05:30 ]

海外FA権の行使を表明した西武・秋山
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 11月に開催される「プレミア12」に出場する侍ジャパンの強化合宿に参加している西武・秋山翔吾外野手(31)が29日、練習後に沖縄セルラースタジアムで会見。海外FA権を行使して大リーグ移籍を目指すことを表明した。

 「自分のレベルがメジャーという厳しい世界でどれだけ通用するか知りたい。最高峰の舞台で戦いたい、活躍したいという思いが強くなって決断した」

 入団5年目の15年にプロ野球記録のシーズン216安打を樹立。侍ジャパンの常連となり、国際試合を経験する中で大リーグで勝負したいとの夢が芽生えていった。「自分を必要としてくれるところがあるのか、不安の方が先にある」。それでも不退転の決意を貫く。西武は宣言残留を認める方針だが、秋山は「海外の球団と話を進めていくのが第一」と、あくまでメジャー移籍を最優先して国内球団との交渉は並行して行わない考えだ。

 来年の東京五輪など国際大会への派遣に消極的なメジャーへの移籍となれば、今大会が秋山にとって「ラストサムライ」となる可能性もある。「スカウトや関係者は見に来ると思う。打って評価が上がる、打てなくて下がるのも自分の実力。結果を出せばチームが勝てる方向にいくと思う」。移籍交渉へ向け、自身の評価に直結する大会ともなる。

 この日も居残り特打で最後までグラウンドで汗を流し、周東に丁寧なアドバイスも送った。「チームのために全力を尽くして、やり切りたい。このメンバーで世界一を目指したい」。世界一を置き土産に、秋山が海を渡る。(鈴木 勝巳)

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2019年10月30日のニュース