阪神・板山が結婚 亜大時代の後輩と 勝負の4年目「何が何でもレギュラー」

[ 2018年12月26日 06:05 ]

阪神の板山
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 阪神・板山祐太郎外野手(24)が結婚していたことが25日までに分かった。お相手は、亜大の2学年後輩だった一般女性。すでに兵庫県内で新婚生活をスタートさせている。今シーズン終盤に存在感を示した内外野守れる若虎が、これ以上ないモチベーションを手にし、定位置争いに挑む4年目に突入する。

 勝負の4年目を伴侶とともに迎える事になった板山は、より一層、表情を引き締め、来季への並々ならぬ思いを口にした。

 「もう大卒4年目で、自分にとって勝負の年になる。矢野さん(監督)が“誰かを喜ばせられる選手になってほしい”とおっしゃっているように、何が何でも食らいついてレギュラーをとって、奥さん、親、ファンの方々の喜ぶ顔をたくさん見られる一年にしたい」

 これからの人生を共に歩む人との出会いは、亜大3年の時だった。野球部のマネジャーとして入部してきたことで知り合い、約半年間の月日を経て交際に発展した。遠距離恋愛となったプロ入り後は休日のわずかな時間に会えるだけでも絆は深まる一方で、付き合って4年がたった今シーズン中に婚姻届を提出。すでに新婚生活を始めている。

 「ネガティブで、悪い結果を引きずるタイプ」という板山の性格を誰よりも深く理解し、結果が出なかった時は弱音を聞いてくれた後、「じゃあ、明日打って取り返せば良いじゃん!」と屈託のない笑顔で背中を押してくれた。一方で、結果が出た時は満面の笑みで祝福してくれた。連日試合に臨むプロ野球選手はモチベーションのキープが非常に重要で、「表情や雰囲気で感じ取ってくれてプラス思考に持っていってくれる」と、深く、深く感謝している。

 そんな最愛の人を「喜ばせる」ためにがむしゃらに定位置を奪いにいく。今季は20試合出場に終わったが、ファームでは矢野監督から4番で起用され続けるなど期待された。3度目の1軍昇格だった10月7日以降の5試合で16打数7安打と結果を残し、オフシーズンでも好調をキープ。秋季キャンプの実戦で快音を連発するなど来季への視界は明るい。

 「同世代にライバルは多いですけど、負けるつもりはない。競争に勝ってやるという気持ちを誰よりも持って、やっていきます」。外野でも、内野でも、何でも良い。唯一無二のモチベーションを手に入れた板山は、1つの枠を全力でつかみにいく。(巻木 周平)

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