阪神・矢野監督、オリ移籍の竹安にエール「大きなチャンスになるかも」

[ 2018年12月26日 05:30 ]

阪神・矢野監督
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 阪神・矢野監督が25日、西の獲得に伴う人的補償でオリックスへ移籍する竹安について言及。若き右腕の心中を察し、自身の移籍体験も踏まえてエールを送った。

 「こればかりはもう、誰もやりたくなかった。竹安は今年なかなか投げるチャンスもなく、春先もすごくいい球を投げていて。期待というのはもちろんしていた。獲られる可能性は十分あるだろうとは思ったけど」

 竹安は通算1勝ながら、指揮官はその将来性を高く買っていただけに、苦しい胸の内を明かした。自身も現役時代、トレードで中日から阪神へ移籍。その経験を経て飛躍へとつなげた。本人には直接連絡を入れたという。「俺も“星野さんを見返したい”とか“中日に負けるか”と思って逆にパワーをもらって頑張れたところもあったから」と続けた。

 「動揺というか、いろんな感情があいつの中であると思う。これをチャンスにするかどうかは竹安自身。あいつにとって、大きなチャンスになるかもしれへんし、みたいな話はしたんだけど」

 金子、西と先発二枚看板が流出したオリックスにあって、先発ローテ入りのチャンスは膨らむ。今後、オープン戦や交流戦で対戦することになれば、望むところだ。「竹安はもちろん俺らに向かってきてくれたらいいし、俺らも相手になる竹安をまた打っていかなあかんわけだから」と言葉に力を込めた。

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2018年12月26日のニュース