金本監督 ロサリオ絞れ!2・7実戦デビューへ「けっこう太っているからね」

[ 2018年1月9日 05:30 ]

阪神のロサリオ(球団提供)
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 今季から阪神に新加入するウィリン・ロサリオ内野手(28=前韓国ハンファ)が、今春のチーム初実戦となる2月7日の紅白戦でデビューする可能性が8日、浮上した。この日、西宮市内で行われた合同スタッフ会議でも議題に上がったと見られ、金本知憲監督(49)が「早めに紅白戦とかも出るかも分からん。本人次第」と見通しを立てた。その狙いは(1)日本の投手に慣れさせる(2)体に切れを出させる―の2点だ。

 28日の大安吉日に来日予定で、2月1日のキャンプインからチームに合流するロサリオの調整法について問われた金本監督は、一つの指針を示した。それはチーム初実戦での実戦デビュー案だ。

 「日本の投手に少しでも早く慣れるのに越したことはないから、早めに紅白戦とかも出るかも分からんね。もちろん、これは本人の意思に沿いますよ。問題なければ出た方がいいんじゃないのかな、と。本人が“まだちょっと”と言えば、もちろん配慮はしますよ。(チーム初実戦への出場も)本人次第やね」

 今春キャンプのチーム初実戦は、2月7日の紅白戦を予定している。そこに、いきなり新4番候補を出場させる可能性が浮上した。それは、指揮官の親心だ。韓国球界で2年間プレーした経験を持つとはいえ、日本の投手は韓国の投手以上に細かい制球力を駆使してくる。配球も違う。そんな日本の投手に1日でも早く慣れてもらうために、1日も早い実戦への出場を促したわけだ。

 狙いは、もう一つある。体に切れを出させるためだ。球団発表の体格は1メートル80、100キロで、数字だけでも少し太め…。昨季のプレー映像を見ている指揮官も、同じイメージを抱いていた。

 「けっこう太っているからね。ちょっと絞らないといけないかもしれないね。まあ言えば、マジメな選手だから絞ってくるとは思うけど、そういう指示は出そうかなとは思っている。(太っていたのは)去年のシーズン中(の映像)かな」

 実戦に出るには、それに耐えうる体を作っておく必要が生じる。ということは実戦への早期出場を促しておけば、言うまでもなく体を絞るはず。まさに一石二鳥というわけだ。

 もちろん指揮官は、メジャーでの実績十分なロサリオの体調管理に信頼も寄せている。「言えば、ちゃんとやる選手らしいから。こっちが(強制的にランメニューとか)やらさなくてもやってくれる選手と思っている」。推定年俸3億4000万円もの巨額を投じて獲得に成功した新4番候補。本人の意思を最大限に尊重しつつ、開幕からフル回転できるように導いて行く。

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2018年1月9日のニュース