西武ドラ1今井 松坂部屋に入寮「自覚をもってやらないと」

[ 2017年1月7日 05:30 ]

松坂も過ごした出世部屋から手を振る今井
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 昨夏の甲子園優勝投手で、西武のドラフト1位・今井達也投手(18、作新学院)が6日、埼玉県所沢市の若獅子寮に入寮した。注目の部屋は、松坂大輔投手(36、現ソフトバンク)が新人時代に1年間過ごした部屋が割り当てられた。昨オフに楽天へFA移籍した岸孝之投手(32)の背番号「11」を引き継ぐ黄金ルーキーは、出世部屋から球界を代表するエースを目指す。また、この日は他の5球団でもルーキーたちが入寮した。

 「出世部屋」の窓からだるまを掲げて姿を現した今井の笑顔は初々しかった。松坂、涌井ら過去のドラフト1位が過ごした部屋を割り当てられたのは期待の証。「伝統も歴史もあるので崩さないようにしたい。自覚をもってやらないといけない」と目を輝かせた。

 18歳右腕は緊張の面持ちだったが、周囲を俯瞰(ふかん)できて心に余裕が感じられる。寮の前で30人以上の報道陣に囲まれたが、横目で室内練習場の前にいた選手も確認。入寮した感想を聞かれ、「栃木と変わらず田舎だなと。同じ関東のチームでプレーできてうれしい」と笑った。

 内からほとばしる闘志は熱い。楽天にFA移籍した岸が昨年までつけた背番号「11」を背負う。最速152キロ右腕は憧れていた岸を目指すのではなく「超える」を誓った。「同じリーグで対戦する機会がある。いろいろ勉強できる。岸さん以上の選手になりたい」と言葉に力を込めた。

 入寮の際は父親・一也さんの知人から年末にプレゼントされた金色の目入れだるまを持参。「片目は1軍でプロ初勝利の時。(もう片方は)こういうものを得たいというものが出てくると思う。その具体的な目標の数字を達成できたら」。両目を黒く塗りつぶした時を浮かべて言葉を紡いだ。

 色紙に記した漢字1文字は「会」。2年夏は甲子園メンバーに入れず、3年春も登板なし。半年後に甲子園で頂点に立ったが、苦しんだ時期があったから謙虚と感謝の気持ちを忘れない。「高校でたくさんの方と出会ってここまで成長できた。プロ野球のレベルは高い。いろいろな方との出会いが成長につながる」。98年春夏優勝投手の松坂が99年に入寮してから18年。16年優勝投手の今井も偉大な先輩の背中を追いかけ、エースの道を歩む。 (平尾 類)

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