ドミニカリーグで珍事 投手交代もブルペン無人 逆転負けで監督クビ

[ 2017年1月7日 15:35 ]

ブルペンで投球練習する投手(AP)
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 6日にAP通信はドミニカ共和国における冬季リーグでの珍事を報じている。

 ティグレス・デル・リセイのパット・ケリー監督(61)はマイナーリーグで25年以上も経験を積んだベテランの指揮官。昨季(2016年)はレッズ傘下の1Aペンサコーラの監督を務めていたが、オフに異国の地で采配を振ることになった。

 しかし、5日の試合で大失態。チームは8回まで2―0とリードしていたが、投手が2本の安打を許すと、ケリー監督はブルペンを指差して投手交代の合図。ところが、マウンドからブルペンを見ると、なんと誰も投球練習をしていないという信じられない光景が目に飛び込んできた。急いでブルペンにいた投手が肩を作ったが、案の上、準備不足のために失点を重ね、2―5で逆転負けを喫したという。

 ブルペンとの連携が不足していたと言えばそれまで。ただ、指揮官のミスであることには間違いない。チームはこれで5連敗とタイミングも悪かった。結局、このお粗末な継投が原因でケリー監督は試合の翌日に解雇されてしまったという。ドミニカ共和国での職は失ったが、米国では問題ないようだ。ペンサコーラの球団公式サイトを訪れると、現在も監督は「パット・ケリー」と記されている。

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2017年1月7日のニュース