ヤクルトドラ1寺島 サッカースパイク持参 ドイツで奮闘幼なじみ「刺激に」

[ 2017年1月7日 06:20 ]

ドイツでプレーする幼なじみのサッカー選手・伊藤遼哉から贈られたスパイクを持参し入寮した寺島
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 野球ではなくサッカーのスパイクだ。ヤクルトのドラフト1位・寺島(履正社)は埼玉県戸田市内の戸田寮に入寮。幼なじみで現在、ドイツのデュッセルドルフに所属するMF伊藤遼哉から贈られたスパイクを持参し「刺激になる」と飾った。

 同じ幼稚園に通い、当時は寺島もサッカー少年だった。小学校から別々の道を歩んだが、昨年末に再会。食事をともにし、「ドラフト1位は凄い。おめでとう」とエールを送られた。左腕にとっても、異国の地で戦う親友の存在は活力となる。

 今年の漢字1文字は「冷」を選んだ。「初めてのことが多くて熱くなる部分もあるが、そこで“冷静”になれるように」。小学校時代の指導者に「平常心」の大切さを教えられ、グラブにも刺しゅうを入れた。プロ入り後、初めての年末年始も信念に基づき「いつもと変わらず過ごせた」と言う。

 高校の先輩である山田からは「凄くいい環境でできる。一緒に頑張ろう」との言葉もかけられた。将来の目標は沢村賞。まずは目の前の新人王を目指して鍛錬を積む。 (川手 達矢)

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