【大谷&石井一久氏新春対談】(2)一番いい投手は「やっぱり田中さん」

[ 2015年1月2日 12:24 ]

「昨年よりは絶対前進したい」と熱く語った大谷
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 石井 まずは打者のことを聞きたいんだけど、プロでやっていけると手応えをつかんだ試合はありましたか?

 大谷 まだないですね。やっぱり縦の変化を見極めるのは難しかった。特にフォークです。

 石井 1年目は真っすぐの球に対応していこうという感じだった。2年目は変化球を待ちながら真っすぐを当てたりとか進歩を感じる。今年はどういうステップを踏んでいきたい?

 大谷 少ない打席の中で甘い球は1球来ればいい方。それを打ち損じたくないので、これまで早打ちになりがちだったけど、そこを選びながらいけるようにしたい。今年はいらないボールは、いらないボールで見極める方がいいのかなと。

 石井 今まで対戦した中で一番いい投手だと感じたのは誰?

 大谷 やっぱり田中さん(現ヤンキース)は凄かった。走者一塁の場面では外角のツーシーム系に何度も引っ掛かってゲッツーを打たされましたし、あとスプリットは落としどころが凄い。振りにいきたくなるところから落としてくるんです。

 石井 僕も大谷君とは何回も対戦してみたかったな。

 大谷 1度(13年8月7日)ありますよね。石井さんは球が速いですし、左で角度がある。グッとこっち(内角)に来るような気がしました。

 石井 無理に絞り出さなくていいよ(笑い)。

 大谷 いや、テレビで見ていたのとは印象が違いました。

 ▽大谷と石井氏の対戦 石井氏の現役最終年、大谷のルーキーイヤーだった13年8月7日(西武ドーム)に対戦。3―3の6回1死無走者の場面で、カウント1ボール2ストライクから外角のスライダーに大谷のバットが回り、空振り三振だった。

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