石川　意表突き先発も…「ブランコの四球がすべて」

＜中・ヤ＞４回無死一塁、ヤクルト・石川は和田（奥）に先制２ランを浴びる

セ・リーグＣＳファーストＳ第１戦 ヤクルト１―６中日

（10月13日 ナゴヤＤ）
　ヤクルト先発の石川が４回無死一塁から和田に左越え２ランを浴び、この回で降板。結局５投手で６点を失い、後がなくなった。

　「（和田の前の）ブランコの四球がすべて。中日投手陣がいい中で先に点を与えて申し訳ありません」と左腕。小川監督も「石川は四球が失点になった。きょうはコメントはありません」と口数も少なかった。

　チームトップの１２勝の館山を起用する案もあったが、昨オフに手術した右腕血行障害の影響で疲労の回復状況が思わしくなく、先発を回避。不振で８勝に終わった石川は５日の阪神戦（甲子園）で８回無失点と復調の兆しを見せていたが、荒木チーフ兼投手コーチも「前回で手応えを感じていた。いいスタートを切れたが、あの一発がね…」と先制点を悔やんだ。

　０９、１１年と過去２度のＣＳはともに中日に敗戦。難敵相手に意地を見せるしかない。

　▼ヤクルト・バレンティン（７回にソロ）打ったのは直球。手応えは十分だった。