岩隈初ブルペンで26球 コーチは柔軟な調整法を進言

[ 2012年2月11日 06:00 ]

投球練習を終え、正捕手オリボ(右)と話すマリナーズ・岩隈

 マリナーズ・岩隈が9日(日本時間10日)、キャンプ地のアリゾナ州ピオリアで渡米後初のブルペン投球を行った。

 正捕手オリボを相手に26球。直球に加えスライダー、カーブなども投げ「徐々に(ペースを)上げていければいい。マウンドの硬さは気にならなかった」。2日前に届いたばかりの黒い新スパイクを履いての投球。見守ったカール・ウィリス投手コーチも満足そうだった。

 投球後は今後についてミーティング。同コーチは「キャンプからオープン戦に向けてのスケジュールを組んだ」とし、キャンプ2日目の13日(日本時間14日)に再びブルペン投球を行うことを確認した。「ブルペンに入る日なども必要なら変更する。全てわれわれのやり方に従うのではなく、彼にとって必要なことをして準備してもらう」。完全にスケジュールを固めるのではなく、岩隈にとって初となる大リーグでの新たな調整法確立へ、スケジュールも臨機応変に変更していく。

 「彼は打たせて取るタイプの投手で、長いイニングを投げる。米国でうまくいく」と同コーチ。背番号18を背負う岩隈は、チームの大きな期待も背負っている。

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2012年2月11日のニュース