岸田1億円超え!来季は“省エネ”で絶対的守護神へ

[ 2011年12月10日 06:00 ]

 絶対的守護神への道は「省エネ」から。オリックス・岸田護投手(30)が9日、ほっともっとフィールド神戸で契約更改交渉を行い、4000万円アップの年俸1億1000万円(金額は推定)でサイン。さらなる安定感を増すために、1000球以上の削減を課題に掲げた。

 本格的に抑えに転向した今季、68試合の登板で球団新記録の33セーブをマーク。数字を残すと同時にクローザーとして不可欠なものを見つけ出した。「緊迫した展開なのに、マウンドで妙に落ち着いてしまっている時があった。気を高ぶらせる集中力が大事」。試合中のブルペンでは展開を見ながら約30球の投球練習を行うが、集中力維持のため、それを半数にする意向。今季登板数の68試合なら計1020球。心身ともにフレッシュな状態で登板し、失敗数を減らしていく構えだ。

 出場試合、セーブ数ともに今季以上の数字を求め、今オフはシュート系の新球取得と現在、14~15%の体脂肪率を下げることに時間を費やす。「これで満足していては伸びない。通過点と思って、上を目指してやっていきたい」。発展途上の守護神が岡田オリックスの上位浮上を担う。

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2011年12月10日のニュース