内川ソフト表明 翼夫人退社→福岡同行が濃厚

[ 2010年12月2日 06:00 ]

内川は、ソフトバンク入団を決断しマスコット人形を手にガッツポーズ

 横浜からFA宣言していた内川聖一内野手(28)が1日、横浜市内のホテルで会見を開き、ソフトバンク入りを表明した。

 決め手は故郷への恩返し。内川は「僕自身が九州(大分)出身。九州の熱い地で、優勝を経験してみたい」と決断理由を明かした。4年総額、13億6000万円(年俸変動制)。背番号は昨春のWBC日本代表でも着用した24に決まった。
 午前中には10年間在籍した横浜と横浜市内のホテルで残留交渉。直接、移籍の意思を伝え、広島にも断りの連絡を入れた。大分工時代には監督と選手の関係でもあった父・一寛さん(53)にも報告。「また一からやるつもりで頑張ってくれ」と言葉をかけられた。フジテレビアナウンサーの翼夫人(29)については「(方向性は)2人の間ではなんとなくある」と明言を避けたが、夫人は退社し、夫婦そろって福岡に移ることが濃厚とみられる。
 出来高は塁打数、出場イニング数に加えバントや進塁打も評価に含まれ、内川の打撃スタイルが尊重された内容になった。新天地では71年のロッテ・江藤慎一氏以来、史上2人目となる両リーグ首位打者を狙う。「ひと暴れしたいという気持ちがある」。6日には西武から同じくFA権を行使してソフトバンク入りした細川とともに、福岡市内で入団会見に臨む予定だ。

 ▼ソフトバンク・王球団会長 自分のため、そしてチームのため。思う存分力を発揮してほしい。また、ホークスには若い選手がおおいので。よい手本になってくれることを期待しています。

 ▼ソフトバンク・秋山監督 とても期待している。内川君は今一番脂が乗っている時期。実績も十分で、その実力をそのまま出し続けてもらいたい。打撃スタイルを変える必要はない。彼の打撃技術がうちのチームに必要だと思っていた。

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2010年12月2日のニュース