プロ野球選手会定期大会 選手年金など討議

[ 2009年12月3日 16:52 ]

 労働組合・日本プロ野球選手会(新井貴浩選手会長=阪神)は3日、大阪市内のホテルで定期大会を開き、選手年金やフリーエージェント(FA)制度改革、2軍での若手選手の出場機会を確保するための方策などについて話し合った。

 2012年の適格退職年金制度廃止に伴い、選手年金は廃止も検討されている。新井会長は「歴代の会長が勝ち取ってきた権利。簡単に分かりましたとは言えない」と説明。来春のキャンプ中に意見集約を行う。
 2年間の暫定合意期間が終わったFA制度は、国内と海外に分かれたFAの資格取得年数を7年に一本化し、補償金の撤廃を求めることを確認。レンタル移籍など移籍の活性化策も議論した。
 ウエスタン・リーグはイースタン・リーグより2球団少なく、本拠地が離れていて経費がかかることなどで試合数が少ない。このため、若手の出場機会が確保できるよう、新チームを結成するなど12球団へ働き掛けていくことになった。

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2009年12月3日のニュース