ラミレスの薬物違反…米球界に衝撃走る

[ 2009年5月8日 09:49 ]

 実力はもちろん、知名度、人気ともにトップレベルのラミレスが薬物規定違反というニュースは米球界に衝撃を与えた。 前所属球団のレッドソックスは「大リーグ機構と選手会の取り決めにより、ラミレスに関するコメントは出せない。われわれは禁止薬物規定を支持する」との声明を発表。ドジャースで昨季途中からチームメートとなり、今季からレッドソックスに移籍して、ラミレスの背番号だった「24」を引き継いだ斎藤隆投手は「テレビで知ったが、事実とすれば残念。うそであってほしい」と沈痛な面持ちだった。

 ヤンキースの松井秀喜外野手は「そういうこと(薬物)とは無縁の選手だと思っていたのでびっくりした。真相は本人にしか分からない。それしか言いようがない」と話した。
 AP通信によると、マイナー時代に指導した現フィリーズのマニエル監督は「若いころは絶対にステロイドなどには手を出していない。才能ある選手だし、自分にとっては息子のように感じていた。経緯を見守りたい」と話した。また大リーグ公式ホームページによると、ロッキーズのハードル監督は「多くの公正な人間が(禁止薬物に)関与した選手によって、暗雲の下に投げ出されてしまった」と話し、大リーグの薬物撲滅への歩みが妨げられたと嘆いた。(共同)

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2009年5月8日のニュース