部員にも責任!奈良産大に超厳罰下る

[ 2009年2月1日 06:00 ]

 奈良産大野球部の元監督が経営する整骨院が部員の氏名を使って療養費を不正受給した疑惑で、所属する近畿学生野球連盟は31日、同大に7月19日まで6カ月の公式戦出場停止処分を決めた。同大は春季リーグ戦に出場できず、全敗扱いで2部に降格。復帰する秋季リーグ戦は2部からの再スタートとなる。また、2月末までの合同練習禁止を含めた謹慎と、4月19日までの対外試合禁止も決定。既に解任されている藤原前監督、松岡コーチは無期限謹慎処分とした。

 大学側では、学生は被害者であり今春リーグ戦は出場したい意向を示していたが、同連盟の岡本好二理事長(79)は23カ月間、延べ900人近い部員がかかわっていたことを問題視。「部員も一定の責任があると判断した」と厳しい処分内容について説明した。
 今後は全日本大学野球連盟に上申され、12日の日本学生野球協会審査室会議で正式処分が下される。

 ▼奈良産大・渡辺野球部長 野球部の前近代的なことが美徳として残っていることが問題。再発防止のため、それを払しょくするような組織づくりをしたい。

 

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2009年2月1日のニュース