内海つかんだ!“WBC球対策”

[ 2009年1月27日 19:14 ]

合同自主トレ初日にブルペン入りし、投げ込むWBC日本代表候補の巨人・内海哲也

 今季への意気込みが、行動に表れた。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表候補の巨人・内海哲也が合同自主トレーニング初日の27日、先頭を切ってブルペンに入った。

 このオフは原監督から「本来の145キロぐらいのスピードが戻らないとダメ」と球速アップ指令を受け、下半身強化に取り組んだ。WBC公式球を使った初ブルペンは、立ち投げでスライダーとチェンジアップを交え36球。「思い描く下半身の使い方ができた。すこぶる順調」と練習の成果を実感し笑みがこぼれた。
 下半身への意識を高めたことで、もう一つの効果も生んだ。滑りやすいとされる公式球への対応力が備わった。「WBC球は投げる前に、まず滑る不安があるが、手先を使おうとせず、下半身を意識して投げればいい球が行く」と大きな手応えを口にした。
 杉内、和田(ともにソフトバンク)ら先発左腕のライバルは強力だが「WBCは野球人として出たい大会。そこに100パーセントの力を注ぎたい」と日本代表に対する思いは熱い。WBCで投げ、巨人でも投手陣の先頭に。26歳は燃えている。

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2009年1月27日のニュース