大吉は本当だった!阪神育成投手に予期せぬ“お年玉” 

[ 2009年1月6日 08:40 ]

 新年早々ラッキーでした。阪神育成ドラフト2位の吉岡興志投手(22)が、水戸市にある母校・常磐大で自主トレを再開した。そんな09年初日、本人もビックリの“お年玉”が待っていた。

 社会人の茨城トヨペットが同大のグラウンドを練習場として使用中で、キャッチボール中の吉岡に近寄っていったのが、ヘッドコーチを務める元西武の松沼雅之氏(52)。何気ない新年のあいさつから、その場でシュートの極意を伝授された。

 松沼兄弟といえば、野球界では超がつく有名人。『アニヤン』こと兄の博久氏と並び、弟の雅之氏も『オトマツ』などと呼ばれ、西武の黄金時代を支えた。

 「1軍で活躍するには、インコースを使わないと無理。シュートが彼のきっかけになってくれればね」。雅之氏は握り方、リリース、フォームと、シュートに関するヒントを説明した。

 これまでシュートに挑戦しては、「あまり曲がらないので」と断念を繰り返していた吉岡も、MAX150キロの直球を生かす武器になりそうで、「参考にして頑張ります」と頭を下げた。毎年、地元の神社でおみくじをひくが、「今年、生まれて初めて大吉が出たんです」というルーキーイヤーの幕開け。値段のつけられないお年玉が、何よりの大吉効果だったようだ。

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2009年1月6日のニュース