FA公示から1カ月半…米挑戦組の所属決まらず

[ 2009年1月6日 15:48 ]

 巨人から上原、中日から川上、横浜から相川、広島から高橋が、いずれも米大リーグ移籍を視野に入れてフリーエージェント(FA)の権利を行使した。FA宣言選手として公示されてから1カ月半以上たったが、世界的な景気不況の影響もあってFA市場が停滞。4人ともいまだに所属先が決まっていない。

 上原と川上には、これまでオリオールズやカージナルス、ブレーブスなどが興味を示していると報じられてきた。上原は「今のところ大きな動きはない」と言うが、4、5球団が接触してきているとの連絡を代理人から受けている。先発起用、優勝争いに食い込める強豪球団などを移籍先の主な条件に掲げ、粘り強く交渉を続けている。
 「いろいろ考えてやっている」と話す川上については、遅い動きの中でも着実に交渉は進んでいるよう。関係者は「数球団といい交渉をしている。環境や諸条件を含めて、やっているところ」と手応えを得ている。
 相川の元には入団要請は届いていないもよう。「どうなるか分からなくて、不安は不安」と本音を漏らす。ラブコールを送り続けるヤクルトは今月中旬まで待つ構えで、大リーグ移籍へ進展がなければ、国内移籍に切り替える決断を迫られそう。
 左腕を欲するメッツ、カブスなどが獲得に興味を持っているとみられていた高橋。当初は昨年中に移籍先が決まる見通しだったが、いまだに具体的な条件は伝わってこない。

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2009年1月6日のニュース