おかわり君 ダル討ちでシーズンに弾みだ!

[ 2009年1月6日 06:00 ]

西武第二球場の室内練習場で汗を流す西武・中村剛也

 ダルビッシュ討ちで2年連続キングへ弾みをつける!西武の中村剛也内野手(25)が5日、埼玉・所沢の西武第2球場で始動。ティー打撃、ランニングと約2時間、じっくりと汗を流し、日本ハム・ダルビッシュらと対戦の可能性がある2月28日のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表との壮行試合(東京ドーム)での一発に色気を見せた。

 「WBCに選ばれる人たちは各球団のエースクラス。シーズンではいっぱい当たるんだけど、オープン戦では投げてこないんで、壮行試合で打ちたいです」

 昨季の大ブレークもダルビッシュからの一発がきっかけとなった。07年11月17日、北京五輪予選を控えた代表チームとの強化試合(サンマリン宮崎)で、ダルビッシュの直球を左翼席へ運び、チーム唯一の打点を記録。これで自信をつけると、シーズンでも12打数5安打、打率・417、2本塁打とカモにして、初の本塁打王(46本)を獲得した。また日本シリーズの解説で「(中村は)内角が打てない」と酷評された借りを返すチャンスでもある。

 バットも昨季と同じ930グラムを使用。無理に背伸びせず、自然体で挑む09年。「今年も本塁打王争いができるようにしたい。ダルビッシュから本塁打を打って次の年に本塁打王。ゲンもいいですから」。おいしい獲物を“おかわり”して、もう一回り大きくなるつもりだ。

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2009年1月6日のニュース