岩隈 4・3に照準!ダル出て来い!

[ 2009年1月6日 06:00 ]

Kスタ宮城で始動した楽天・岩隈久志。WBC使用球を手に自信の微笑みを浮かべた

 WBCも開幕投手も任せろ。昨年のパ・リーグMVPでWBC日本代表候補の楽天・岩隈が5日、Kスタ宮城で始動。3年連続の開幕投手へ意欲を見せた。

 「開幕は大事な試合だと思うので、任せてもらえるよう監督にアピールして準備していきたい」

 エースの視線が鋭くなったのは、4月3日の開幕戦の相手である日本ハム・梨田監督の発言について振られたときだ。近鉄時代の指揮官は3日に開幕投手について「こっちが先に(ダルビッシュと)言っておけば、向こうが動くかどうか」と発言。岩隈に直接対決の回避を勧めたともとれる言葉にも、敢然と立ち向かう姿勢を見せた。その意気込みを示すようにこの日は、ランニング、ストレッチに加え、WBC使用球で40メートルほどの距離で、初投げも行った。

 3月の世界との真剣勝負、そして開幕投手と右ひじの手術直後だった昨年以上に難しい調整となるが、不安はない。「去年と同じように2月1日にブルペンに入れれば3月にはできる。あとは集中力の問題だけ」と岩隈。涼しげに09年のスタートを切った。

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2009年1月6日のニュース