おかわり君2度目でサインも、まだ“難敵”

[ 2008年12月25日 06:00 ]

前回提示と同じ7000万円(推定)でサインした中村剛也は会見を終えるとサンタに変身。さらにトナカイにも変化してチキンをガブリ

 西武の中村剛也内野手(25)が埼玉・所沢の球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨み、前回と同じ4200万円増の7000万円でサインした。途中でトイレ休憩を挟み、約2時間のロング交渉も会見場に現れた中村の表情は晴れやかだった。

 「きょうは判を押すつもりで来ました。希望より多少の差はあったけど、日本人で46本塁打を打ったことをしっかり評価してもらいました」。

 今季は打率・244ながら46本塁打で初のキングを獲得。日本ハムとのクライマックス・シリーズでは途中から4番に抜てきされるなど、4年ぶりの日本一、アジア一に導いた打棒を評価された。自身も「野球人生の中で一番よかった」と振り返ると、来季の4番争いについても「今年は打つ人がいなかっただけ。来年は実力で獲れるよう頑張りたい」と意欲を見せた。

 ただその前に新妻・麻里恵夫人(27)と「倍増が目標!」という“小遣い交渉”が待ち受けている。ハワイV旅行ではショッピングを楽しむなどラブラブモード全開も、金銭交渉となれば話は別。「(夫人と)これから交渉します」と意を決して帰りの車に乗り込んだ。

 自身の年俸更改交渉は2度で終えた中村。果たして家庭内交渉はすんなり一発サインとなるのやら…。

 ≪岸 300万円の上積みも「NO」≫西武の岸が2度目の契約更改交渉を行い、3900万円増の7500万円を保留、越年が決定した。前回の7200万円から300万円の上積みも合意とはいかず。日本シリーズMVP腕は「イブだったんでサインしたい気持ちはあったけど、納得して判を押したいんで」と譲らない構えだ。同じく2度目の交渉となった栗山は2700万円増の6000万円でサイン。「今回はいい話し合いができた」と納得していた。

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2008年12月25日のニュース