20年目の前田智 5000万円減も納得

[ 2008年12月22日 18:06 ]

 広島の前田智徳外野手が22日、5000万円ダウンの年俸1億2000万円で契約を更改した。今季は主に代打での出場となり、84試合で打率2割7分、4本塁打の成績に終わった。「仕方がない。けがなく終われたことについては良かった」と淡々と話した。

 カープ一筋で過ごしてきた。アキレスけん断裂の大けがを負うなど故障に悩まされ続けながら、通算2000安打も達成した。山あり谷ありの野球人生を歩んできた前田智にとって、来季は節目の年になる。
 「あっという間。大きなけがばかりありましたけれど、非常にうれしい」。プロ20年目を迎えるにあたって、しみじみと振り返った。チームが若返りを図ったことで出番は減ったが「Aクラスに入れるように頑張っていければいい」と力を込めた。
 新球場は外野が広くなり、来季は代打での出場がより多くなりそうだ。前田智は「1軍に入らないと打席には立てないから、残れるように調子を整えたい」と話し、巻き返しを期す20年目を見据えた。

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2008年12月22日のニュース