大型ビジョンでラミちゃんギャグ生放映

[ 2008年1月25日 06:00 ]

練習を終えたラミレスが、今年のパフォーマンスの候補、小島よしおの「おっぱっぴー」を披露

 みんなで一緒に“そんなの関係ねぇ~”だ。巨人はファンサービスの一環として、新外国人で前ヤクルトのアレックス・ラミレス外野手(33)が東京ドームで本塁打を放った際、ベンチ前で行う一連のパフォーマンスを大型ビジョンで放映することを検討している。実現すればスタンドのG党が一体となって盛り上がるのは間違いなし。ラミレスはこの日、初めて川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを行った。

 「ラミちゃんペ、アイーン、ゲッツ」。親しみやすい笑顔とコミカルな動き。ラミレスのパフォーマンスはもはや球界の“名物”だ。ファンの認知度も高く、巨人ファンも心待ちにしている。4番候補の打撃だけでなく、人気面でも期待する清武球団代表は「スタンドのファンが楽しめるようにしなければ」と大型ビジョンでギャグを“公開”する必要性を語った。
 7年間在籍した神宮球場ではラミレスの“生パフォーマンス”をビジョンで流した例はなく、外野席のファンは遠くから眺めるだけだった。東京ドームのベンチ横カメラは主に試合中継を担当する日本テレビのものだが、同局関係者も「球団から申し入れがあれば生画像をビジョンで流すことは可能」と前向きだ。
 ラミレスはこの日初めてジャイアンツ球場で約2時間の自主トレを敢行。今年初のマシン打撃も実施した。集まった約40人のファン全員にサインして「寒い中で来てくれたファンにサインするのは当たり前」と笑った。気になる“08年版パフォーマンス”についてはオフにエリザベス夫人と研究を重ねた末「“そんなの関係ねぇ”が好き」と小島よしおのギャグを実演。さらに夫人がお気に入りの“ラララライ!”(お笑いコンビ・藤崎マーケットのネタ)も採用する意向だ。球団公式ホームページなどでファンの意見公募も希望。開幕までに完成させる。
 21日の来日時は「ファンもギャグに参加意識を持ってほしい」と語った。生画像が公開されれば右翼席のG党を中心にギャグの大合唱が巻き起こるのは必至。名物応援として定着すれば観客増にもつながる。新天地では打撃はもちろん、自然とギャグにも磨きがかかりそうだ。

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2008年1月25日のニュース