リーグ1位・トヨタ自動車が涙の終戦 「1点の重みと1点を取る難しさ感じた」

[ 2020年11月8日 13:03 ]

第53回日本女子ソフトボールリーグ1部決勝トーナメント3位決定戦   トヨタ自動車0―1Honda ( 2020年11月8日    名古屋市・パロマ瑞穂野球場 )

 リーグ戦1位のトヨタ自動車が姿を消した。今季初先発をした米国代表のエース、モニカ・アボット投手(35=米国)が3回に、Hondaの3番・森山遥菜内野手に痛恨のソロを被弾。打線は、2投手から7四死球をもらって毎回のようにチャンスをつくりながら、あと1本が出なかった。

 1点を追う最終回に1死満塁の絶好の好機をつくったが、5番山本絵梨奈内野手(28)、今季首位打者の6番・山崎早紀外野手(29)が凡退し、今季の戦いが3位で幕を閉じた。

 4番を打つ主将の古沢春菜外野手(27)は「1点の重みを感じたし、1点を取る難しさを感じた試合だった」と肩を落とした。

 決勝トーナメントは2連敗を喫し、2年ぶり優勝を逃した。それでも、リーグ戦で日本代表候補の後藤希友投手(19)が独り立ちした。三輪さくら投手(22)も経験を積んだ。アボット頼みから一歩踏み出せたことに、中西あかね監督(40)は「新しい戦い方ができたのはチームに取ってプラス」と言いつつ、「でも、勝ちたかったですね」と目を潤ませた。

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2020年11月8日のニュース