樋口新葉、トリプルアクセル乱れても完全優勝 フィギュア東日本選手権

[ 2020年11月8日 05:30 ]

フリーでも全体トップとなり、女子シングルスで優勝した樋口(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 フィギュアスケートの東日本選手権第2日が7日、山梨県甲府市・小瀬スポーツ公園アイスアリーナで行われた。女子フリーではショートプログラム(SP)首位の樋口新葉(19=明大)が全体トップの132・53点をマークし、合計203・24点で優勝した。冒頭のトリプルアクセル(3回転半)で着氷が乱れたが、後半は力強い演技を見せた。SP8位の本田真凜(19=JAL)はフリー93・70点、合計144・11点で10位に入り、12月の全日本選手権(長野)の出場権を獲得。男子は佐藤駿(16=フジ・コーポレーション)が合計229・18点で優勝した。

 SP、フリーとも1位で優勝を決めた樋口だが、ミスの続いた演技前半を反省した。冒頭の3回転半の着氷が乱れただけでなく、続く3回転ルッツでもミスが出て連続ジャンプにならず。「立て続けに失敗してしまった。アクセルで失敗しても成功しても崩れない演技を目指したい」と語った。演技直前の6分間練習では3回転半に着氷しており、公式戦での初成功は近い。「1回降りられれば自信もついてくる」と前を向いた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年11月8日のニュース