新大関・正代、ヒヤヒヤの白星スタート 横綱不在場所で3大関そろって初日勝利

[ 2020年11月8日 18:04 ]

大相撲11月場所初日、若隆景(右)を突き落としで破る正代(撮影・村上 大輔)
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 大相撲11月場所は8日、東京・両国国技館で初日を迎え、秋場所で初優勝を果たして新大関となった正代は前頭筆頭・若隆景に辛くも勝利し、白星スタートを切った。

 正代は初顔合わせとなった若隆景に一方的に押し込まれたが、土俵際で突き落とし。軍配は正代に上がり、同体ではないかと物言いがついたが、協議の結果「若隆景の甲が先に返った」として軍配通りに正代の勝利となった。

 大関・貴景勝は元大関の小結・高安に押し出しで勝ち、朝乃山は寄り切りで前頭筆頭・霧馬山を下した。白鵬(35=宮城野部屋)、鶴竜(35=陸奥部屋)の両横綱が2場所連続で初日から休場する中、大関陣はそろって白星となった。

 三役に復帰した元大関の小結・照ノ富士は一方的な相撲で輝を寄り切って白星発進。新関脇・隆の勝は大栄翔に突き落としで敗れた。関脇の御嶽海は取り直しとなった一番で阿武咲に寄り切りで完勝し、初日を勝利で飾った。

 初土俵から丸10年で新入幕を果たした天空海(あくあ)は千代翔馬に下手投げで敗れて黒星スタートとなった。

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