サニブラウン「信じて疑わなかったものが聞こえなかった」 号砲聞こえず国際陸連に質問状も「問題なし」

[ 2019年10月2日 22:48 ]

陸上世界選手権第6日 ( 2019年10月2日    ドーハ・ハリファ国際競技場 )

男子100メートル準決勝、スタートの出遅れが響き決勝進出を逃したサニブラウン・ハキーム(撮影・小海途 良幹)
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 日本陸連の麻場一徳強化委員長が2日、取材に応じ、9月28日に行われた男子100メートル準決勝でサニブラウン・ハキーム(20=米フロリダ大)がスタートの号砲が聞こえなかったと訴えたことに対して、レース翌日の29日に国際陸連に質問状を送ったことを明かした。「最初は抗議するという話もあったが、本人とコーチと話して抗議は止めた」と話した。翌30日に国際陸連から「正常に作動していた。問題は無い」と回答があったという。

 麻場委員長によるとサニブラウンは「信じて疑わなかったものが聞こえなかった」と話していたといい「(サニブラウンにとって)はしごを外された感覚だったと思う」とおもんばかった。

 また前半戦を終えて金メダル1個と4人が入賞した日本チームについては「若手が台頭している印象。若手の勢いは来年につながる」と総括した。

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