高安、1差離れん!貴景勝との大一番へ「調子は上向いている」

[ 2018年11月24日 05:30 ]

大相撲九州場所13日目 ( 2018年11月23日    福岡国際センター )

大栄翔(右)を押し倒しでやぶり、2敗をキープした高安(撮影・中村 与志隆)
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 攻める気持ちを前面に出して、高安が初優勝への望みをつないだ。右でかち上げ、突きからのはたきで主導権を握り、最後は大栄翔の引きに乗じて豪快に押し倒した。

 「自分から流れをつくれて、先手を取って全開でいった。力を出しきって勝てれば明日につながる。前に出られたので」。貴景勝の勝利を支度部屋で見届けてから出陣した一番。13日目を終えてトップとの2差を逆転した力士はいない。絶対に負けられないプレッシャーの中で、大関の意地を見せた。

 高安が2敗で残り2日に臨むのは先場所に続いて5度目。西前頭11枚目での快進撃だった14年名古屋はトップに並んでいたが、2連敗で終わった。自力優勝の可能性を残して14日目を迎えるのはその時以来。「調子のいい相手なので一生懸命、自分の力を出し切って、いい相撲を取りたい。(調子は)上向いている」。横綱不在の中、千秋楽まで土俵を盛り上げる。

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2018年11月24日のニュース