首位に並んだ高安と貴景勝 八角理事長「千秋楽の決定戦をやってほしい」

[ 2018年11月24日 19:38 ]

大相撲九州場14日目 ( 2018年11月24日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所14日目>高安に引き落としで敗れ2敗目を喫した貴景勝 (撮影・中村 与志隆)
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 優勝を懸けた注目の大一番で貴景勝(22=千賀ノ浦部屋)が高安に敗れ2敗で並ばれた。優勝の行方は千秋楽の結果次第となったが、貴景勝、高安のいずれが勝っても初めての幕内優勝となる。

 立ち合いは五部。だが、その後は貴景勝が相手を押した。しかし土俵際で高安が態勢を崩した際に、貴景勝も足がそろってバランスが崩れ土俵に落ちた。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「(立ち合いの)一発目は高安が弾いたけど、その後は貴景勝が押し返した。(土俵に落ちたのは)タイミングだから。貴景勝は負けたけど、勝ったような相撲。自信をつけていい。栃ノ心戦はたまたま(勝った)かなと思ったけど、きょうはいい相撲だった」と感心したように話した。

 横綱不在の場所で、大関と小結がそれぞれ番付通りの力を見せて、相星のまま優勝が懸かった千秋楽を迎えることになった。八角理事長は「二人とも(本割で)勝って、決定戦をやってほしい。今場所の二人はよくやっていますよ。お客さんももう一番(二人の勝負を)見たいんじゃないかな」と期待していた。

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2018年11月24日のニュース