小平 女子500圧勝、国内外32連勝!屋外リンク問題にせず

[ 2018年11月24日 05:30 ]

スピードスケートW杯苫小牧大会第1日 ( 2018年11月23日    北海道苫小牧市ハイランドスポーツセンター )

女子500メートルで優勝した小平
Photo By 共同

 女子500メートルで平昌五輪金メダルの小平奈緒(相沢病院)が38秒03で制し、同種目の国内外大会で32連勝とした。また、男子500メートルでは新浜立也(高崎健康福祉大)が35秒45で初優勝し、村上右磨(村上電気)が2位に入った。女子団体追い抜きの日本は今季2連勝、男子団体追い抜きも3位となった。

 女王は、屋内だけでなく屋外リンクでも強かった。当初開催予定だった中国・ハルビンが返上し、11季ぶりの屋外リンクでのW杯開催。2位に0秒49差をつけての快勝に「(観客の)皆さんが風を止めてくれた感覚だった」と表情を緩めた。

 帯広市での開幕戦を含め、五輪翌シーズンの第1、2戦が日本開催となった。小平自身、自分の滑りを直接見てもらうことが応援への返礼になると考えている。気温0・5度の寒さの中、2500人を超える観客が詰めかけたこの日。「感慨深い。私が見たかった景色」と寒さを吹き飛ばす滑りで観客を喜ばせた。

 開幕戦に比べ、体の状態も上向いている。「37秒台にもう少し足りなかった。また明日(24日)修正して臨みたい」と小平。あくなき思いがある限り、連勝は止まらない。

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2018年11月24日のニュース