晃一、逆転賞金シード圏9位浮上 父・北村弁護士から強力援護

[ 2018年11月24日 05:30 ]

男子ゴルフツアー カシオ・ワールドオープン第2日 ( 2018年11月23日    高知県 Kochi黒潮CC=7335ヤード、パー72 )

10番でティーショットを放つ北村晃一は4アンダーで9位タイに浮上(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 「行列のできる法律相談所」などで人気のタレント北村晴男弁護士(62)の長男・晃一(33=ミッションバレーGC)が71とスコアを伸ばし、通算4アンダーの9位に浮上した。現在賞金シードは79位。逆転賞金シードが見えてきた。通算4オーバーの68位で予選落ちした手嶋多一(50=ミズノ)ら17人の賞金シード陥落がこの日までに確定した。嘉数光倫(28=エナジック)ら4人が通算7アンダーで首位に立っている。

 日帰りで応援に駆けつけた父・晴男氏らの声援を受けながらプロ10年目の北村がプロゴルファーの勲章である賞金シード獲得へ大きくその可能性を膨らませた。「いい感じでゴルフに集中できてます。望みがあるので自分に期待してます」。賞金シード当落線上の68位宮里優作とは約390万円差。ただ、宮里は次週日本シリーズに出場するため、最低賞金88万円が保証されている。目指すは500万円以上の賞金が転がり込むトップ10だ。

 上空を舞うくせものの強風により上位陣の多くがスコアを崩す中、中盤の16番から3連続バーディー。その後、寄せを欲張ってミスした揚げ句3パットした3番のダブルボギーで上昇ムードは消し飛んだかに思われたが、8番で16メートルのバーディーパットを沈めて執念のカムバック。前日の暫定15位から目標の9位へと順位を上げた。

 大会前は「8割方は」と次週のツアー最終予選会を意識していた最終戦。思わぬチャンスが巡ってきた。

 ▼1位嘉数光倫 風の中、無理に力で抑えようとせず、振り切ったのが良かった。優勝を意識しながらいきたいと思います。(ツアー初優勝へ首位ターン)

 ▼1位浅地洋佑 凄くいい位置。優勝目指してやりますけど一打一打に集中したい。(ツアー初優勝へ首位ターン)

 ▼68位松村道央 全然ダメでしたね。手応えがつかめそうな瞬間はあったんですが、ずっとイマイチな一年でした。(賞金ランク87位。連続賞金シード獲得は10年でストップ)

 ▼79位薗田峻輔 自己責任なんですけど今週はグリーンとの相性が悪かったと言っておけばポジティブに考えられるかな。(賞金ランク120位。連続賞金シード獲得は8年でストップ)

 ▼79位永野竜太郎 一年間うまくいかなかったですね。やり切った感が全然ない。(賞金ランク82位。連続賞金シード獲得は6年でストップ)

 ▼86位宮本勝昌 残念ですね。(不振の原因が)分かればもっと対処できたと思います。(賞金ランク71位。連続賞金シード獲得は18年でストップ)

 ▼86位山下和宏 残念ですけどしょうがない。自分の持ち味である100ヤード以内のショットが良くなくてそれで1年が過ぎてしまいました。(賞金ランク94位。連続賞金シード獲得は10年でストップ)

続きを表示

2018年11月24日のニュース