みなみ、2週連続Vへグッドパッド3差3位 圧巻のノーボギー

[ 2018年11月24日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ツアー選手権リコー杯第2日 ( 2018年11月23日    宮崎県 宮崎CC=6471ヤード、パー72 )

15番、第2打を放つ勝みなみ(撮影・白鳥 佳樹)
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 6打差の12位から出た勝みなみ(20=明治安田生命)がボギーなし5バーディーの67をマーク。通算6アンダーで首位と3打差の3位に浮上した。先週プロ初優勝を果たし、プレーにも余裕が出て、好調なパッティングでチャンスをものにした。65をマークした今季の賞金女王アン・ソンジュ(31=韓国)が通算9アンダーで単独首位に立った。

 晩秋の日差しに照らされ、勝の爽やかな笑顔が映えた。スコアを5つ伸ばしてジャンプアップ。「ピンチはあまりなかった。いいパットも入った」と笑顔を見せた。

 1番の第2打を1・5メートルにつけてバーディー発進。8番では4メートル、9番では3メートルを沈めて加速した。インの後半も12、13番で連続バーディーを奪い5つ伸ばした。2日間のフェアウエーキープ率は42・8%と、出場29人中最下位だが平均パット数(パーオン以外も含む)は27・5と最少。潟手陽介キャディーが「最近はピンまで100ヤード以内なら確実にチャンスをつくれる」と成長を認めるようにショートゲームの精度を上げたことが好スコアにつながっている。

 前週の大王製紙エリエール・レディースでプロ転向後初優勝。それまでの迷いは吹っ飛び「以前と比べてバーディーが取れる。ボギーを打っても、次にバーディーが来るという気持ちになれる」と話す。ショットを曲げてしまった前日の反省から「しっかりと振り切ること」を意識。14番ではティーショットをフェアウエー中央にある松の木群の手前に運んだが、PWで木を越え、3打目を1メートルに寄せて冷静にパーセーブ。「ボギーなしは明日につながった」と手応えを口にした。

 一時はショットが安定せず苦しんだが、シーズン終盤に本来の輝きを取り戻した。2週連続優勝へ絶好の位置取り。前夜は大好きな鶏の砂ずりに舌鼓を打った20歳は「優勝は意識せず、自分のプレーに集中する」と充実の表情をのぞかせた。 

 ▼1位アン・ソンジュ 高麗グリーンは難しいけど、打ちたいように打つことが大事と思ってプレーした。それが今日は凄くよかった。(65をマークし、6位から首位に浮上)

 ▼3位比嘉真美子 序盤を考えると上出来。上とも離れていないし、自分の力を出し切れば優勝も可能だと思う。(前半は1オーバー37も後半は3アンダー33と巻き返し)

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