大坂、心身ともに限界 格下相手にストレート負け「最初から不安を抱えていた」

[ 2018年10月7日 05:30 ]

テニス 中国オープン 女子シングルス準決勝   大坂0―2セバストワ ( 2018年10月6日    中国・北京 )

女子シングルス準決勝、ミスに顔をしかめる大坂
Photo By 共同

 心身ともに限界だった。中国オープン準決勝で大坂なおみ(20=日清食品)は世界20位のアナスタシヤ・セバストワ(28=ラトビア)に4―6、4―6でストレート負け。試合中に泣き出した前日のように取り乱すことはなかったが、この日も好調時のプレーは影を潜めた。

 42本の凡ミスを犯し、サーシャ・バイン・コーチがコーチングに来ても視線を合わさず目はうつろ。第2セット途中には左腰の治療を受け、直後のゲームこそブレークしたものの、それが精いっぱいの反撃だった。「今大会の最初から不安を抱えていた。それでもここまで勝ち進めてよかった」。全米オープン優勝以降の急激な環境の変化に加え、勝てば勝つほど連戦が続く。その状況に心も体も悲鳴を上げた。

 大会後のランキングは現行制度では伊達公子、錦織に並ぶ日本人最高の4位まで浮上。体調次第では8日開幕の香港オープンを回避し、ツアー最終戦に直行することになりそうだ。

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2018年10月7日のニュース