羽生、もっと羽ばたく!来季4回転半習得へ 当面は右足首治療

[ 2018年2月26日 05:30 ]

平昌冬季五輪 閉幕

<平昌五輪フィギュアスケート>エキシビション、被災地に思いを込めて滑る羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 平昌五輪を終えた羽生は次なる野望の4回転半ジャンプ挑戦の準備に入る。羽生を支えるANAの城田憲子監督(71)は25日、エキシビション後に「来季の4回転半の成功を期待している」と語った。

 五輪2連覇の目標を達成した羽生は「モチベーションは4回転半だけ」と大技習得に強い意欲を見せている。既に遊び程度では跳んでいる大技。城田監督は「彼はアクセルが得意。滞空時間を長くする必要はあるけれど彼ならできる」と背中を押した。当面は右足首の治療を優先するが、完治すれば練習に取りかかる予定だ。また、城田監督は氷上練習を開始して間もない1月、1回転のジャンプしか跳べていない時期のやりとりを思い起こし「“僕はどんなことがあってもやります。絶対に勝ちます”と話していた。彼は有言実行。自分を信じる力はピカイチ」と評した。

 羽生はエキシビションの最後は仲間に抱え上げられて集合写真を撮影。「ありがとうございました」と大声であいさつしてリンクを引き揚げた。夜には閉会式に参加。晴れやかな表情で手を振って歩いた。今大会を振り返り「今までの人生の中で、一番幸せな瞬間をいただきました。ただ前を向き、頂点だけを見て過ごしてきた日々が全て報われたと思います。アスリートの一人として、この金メダルに誇りを感じています」とコメントした。

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2018年2月26日のニュース